真説 バルーンファイト
「豪華客船乗ってたのに...腹が減ってるのなんでだろぅ...」
「なんでだろぅ...」
バルーンファイト [3DSで遊べるファミリーコンピュータソフト][オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: Software Download
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第1回 マイケルオブマイケルズ選手権
マイケル
急なマイケルに面食らった方も多いのではないだろうか。
まずはお詫びしたい。そして伺いたい。
この"マイケル"という文字を見て、皆さんの心の中には
どんなマイケルが浮かんだであろうか?
あんなマイケル、こんなマイケル、はたまたそんなマイケルか。
答えは無い。皆さんの心に浮かんだマイケルが、
あなたによるあなたのための世界に一つだけのマイケルなのだから。
しかしだ。それだけでは"マイケル"という言葉自身が気の毒ではないだろうか。
"マイケル"の文字を見てそれぞれが思い浮かべるマイケルがあるにもかかわらず、
"マイケル"自身は自分がどのマイケルだと思えば良いのかわからないのだ。
そこでだ。今回は"マイケル"のために、マイケルといえば一体だれなのかを調査する事とした。調査手法は以下の通りである。
調査手法
1.マイケル界の2大巨頭を選出
2.2大巨頭の名称を組み合わせてgoogle検索
3.検索結果上位10件それぞれのページが2大巨頭のどちらに言及しているか確認
4.言及が多かった方を真のマイケル、マイケルオブマイケルズと認定する
何を言っているのか意味がわからないと言う諸兄も多いかもしれない。
見ればわかる。
さあ、マイケルオブマイケルズを巡るコロッセオに場を移そう。
西
さあ、まずは2大マイケルの登場だ。
西ゲートから現れたのはこの男!
Wham!のボーカルとして世界のポップシーンに衝撃を与えたこの男!
は?Wham?誰?とか言ってしまうヤフコメ民も"Last Christmas"の人だと言えばピンとくるのではないだろうか?マイケル界の頂点に立つべく、いまここでWakeMeUP!!!
東
そして東ゲートから現れるのはもちろんこの男だ!
説明不要!決めるまでもない!マイケルは最初から俺のものだ!
何だ!?何なんだ!?お前は一体何なのだ!?ヤキソバンやドラマ「HOTEL」で確かやや偉めのポジションの役をやってた様な気がするのを筆頭に、その他にもきっと何らかの輝かしい代表作を持ちながらもその実、何を本職とするのかわからないこの男!あと、ダンプ松本と付き合ってなかったっけ?と思ったけど調べたらそれは黒田アーサーだった!
そんなぼやっとした印象のマイケル富岡があげ玉ボンバーでマイケルの称号を狙う!
さあ、役者は揃った!
もはや他のマイケルが口を挟む余地は無い!何か大事なマイケルを忘れている気がするがそんな些細な事はどうでもいい!
さあ!運命の検索!
検索
そういうことか、とようやく理解できた方も多いのではないだろうか?そういうことです。では最上位の結果から順にみて行こう。
1件目
まずはマイケル富岡に1ポイント!
ジョージ・チャキリスの方が目立っているが気にしないで行こう!
2件目
マイケル富岡に2ポイント目!
ショーンKとは似ていないから心配無用だ!
3件目
3件目は画像検索結果!ここでもご覧の通りのマイケル富岡!余裕の3ポイント目!
4件目
ショック。ショックである。
”ジョージマイケル富岡”なんてフレーズは私が作らなくてもこの世に既に存在したのである。4件目は失意のドロー!
5件目
ここもマイケル富岡へのポイントで良いでしょう。4ポイント目!
6件目
大ショック。ショッキングショックである。
"ジョージマイケル富岡"どころか英作までフュージョンしてしまった。
歌って踊れる焼きそば棋士の誕生である。ドロー!
7件目
タイトルでは判断できないのでページ内を参照したところスポーツ選手と似てる人物を投稿するラジオコーナーの記録の様だ。その投稿者のペンネームの一つに信じがたい記述を発見した。
なんという事であろうか。ボーイまでくっつき英作を押しのけて製糸場が割り込んできた!ペンネーム界のグレートブリテン及びアイルランド連合王国状態である!
"ジョージマイケル富岡"というフレーズを思いついただけでブログの一記事にしようとした私が恥ずかしい。ドロー!
8件目
知るか!
さらにマイケル富岡もタメだとの事。5ポイント目!
9件目
うーん、マイケルとマイケル富岡でマイケルがかぶってしまった。
マイケル富岡6ポイント目!すでにウイニングランに入っております!
10件目
結果発表
マイケルオブマイケルズはマイケル富岡に決定!
マイケル富岡の圧勝で幕を閉じます!
次回、クリス松村VS松村雄基でまたお会いしましょう!
さようなら!
真説 ドンキーコング(2)
ゴゴーという空気を含んだ低い音と金属が擦れる高い音、そして小刻みに揺れる部屋。
真説 ドンキーコング(1)
ファミコンに於けるパンツパイオニアを探して
前回の記事ではファミコンを介したパンツへのアクセスについて論じた。
1本目 ドンキーコング(1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
1面から3面すべてに登場するレディであるが、終始この動きしかしない。2パターンである。パンツどころかとんだマグロレディである。
2本目 ドンキーコングJR. (1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
子猿IN / レディOUT
女性が居なくなってしまった。
3本目 ポパイ(1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
レディより増えたが歩き方で2パターン、バンザイで1パターンの計3パターンしかない。
3パターンしかないのにパンツを出しているパターンがある訳もないのだ。
しかし、このオリーブが投げるハートはパンツのメタファーではないかという意見も近年、私が叫んでいる。そういう意味ではパンツパイオニアではあるのだがメタファーはどこまでいっても所詮メタファーに過ぎない。
4本目 五目ならべ 連珠 (1983年8月27日発売 / 任天堂)
パンツに戻ろう。この様な勝負事のゲームにおいては、勝利時にごほうびパンツが出る可能性も0ではない様に思われる。その可能性に賭け、最大難易度である上級で挑戦した結果が下のものである。
結果
文字情報の宝石箱である。例えばだがパンツを使ってプレイヤーを称える気概があったのであれば後世に大いに語り継がれる素晴らしいゲームであったと思う。
5本目 麻雀 (1983年8月27日発売 / 任天堂)
結果
どうだろうか、五目ならべよりも適当でいっそ清々しくも感じる画面である。
6本目 マリオブラザーズ (1983年9月9日発売 / 任天堂)
結果
パンツが出てこない上にカニに追われるという体たらくである。
7本目 ポパイの英語遊び (1983年11月22日発売 / 任天堂)
再びポパイの登場である。ポパイからほんの4ヶ月。4ヶ月ほどでは何も変わりはしないのだ、ゲーム形式が変わってもオリーブは同じく3パターンでうろうろするだけであった。
結果
パンツが出てこない上に、ノーヒントで3文字の単語を当てさせようとするのはいかがなものかと私は思う。
8本目 ベースボール(1983年12月7日発売 / 任天堂)
結果
カメラがアルプススタンドに切り替わることなく試合は終わってしまった。
9本目 ドンキーコングJR.の算数遊び (1993年12月12日 / 任天堂)
結果
レディに嫉妬したかと思えば一方でこの教育パパぶり。やはり人(猿)というものは一面だけを見て判断できる様なものではないのだ。
10本目 テニス (1994年1月14日 / 任天堂)
結果
最大レベルの5に勝った瞬間の画面がこちらである。10万ドルはいらないのでパンツはどこなのか答えて欲しい。
女子選手が登場しないのであれば「テニス(MEN)」なり「テニス(パンツ抜き)」などのタイトルにすべきである。大変にがっかりした。
11本目 ピンボール (1994年2月2日 / 任天堂)
麻雀以来の無生物系ゲーム。と思いきや思わぬ伏兵の登場である。一通り精査して早々に次のゲームへ移行しようとしたところ下記の様なボーナスステージに移動した。
おわかりになるだろうか。このステージは特定条件で上部にいるレディの足場が小さくなり、十分に隙間が空くと落ちてくるのでマリオでキャッチするという仕組みだ。
スカートの女性が落ちるという事はつまりはそういう事になるのではないか。期待に胸を躍らせながらプレイを続ける。
結果
みなさんどうだろうか。私には見えた。見えたと思う。
しかし研究者としては間違いの無い検証をしなければならない。一抹の不安を抱えながら、この落ちる瞬間のレディを拡大した。
人生とは無常である。パンツ探しの旅はまだまだ続く。
12本目 ワイルドガンマン (1994年2月18日 / 任天堂)
期待の高まったピンボールでの空振りは大変に堪えたが研究とは苦難の連続である。
気を取り直し次のワイルドガンマンでのパンツ探しを再開する。ワイルドガンマンはファミコン初の光線銃デバイスを利用したゲームである。パンツ期待度は大変薄い事は承知だがパンツというものはラブストーリーよりも突然に表れるものである。強い心で精査を行った。
結果
インターネットの発達により変容するパンツアクセシビリティ
インターネットの急激な発達により我々の社会生活というものは大きく変容した。
光通信、スマートフォン、ハッピーターン、一昔前には夢物語と思われていた様な事が次々と実現している。
そして何よりも大きく発展したのが、パンツへのアクセシビリティである。
平成生まれの若々しい諸兄にとっては想像もつかない事であろうが、私の様な昭和生まれの少年達にとって、パンツとは追いかけても追いかけても逃げてゆく月の様な存在であった。
当時の少年がパンツにアクセスする方法というのはごくごく限られたものであったのだ。
親の目をかいくぐり深夜のパンツ関連番組を視聴したり、河原で遺棄されているかもしれないパンツ専門誌を捜索するなど、努力に努力を重ねた結果、ようやくアクセスできるものがパンツだったのだ。
いや、本来パンツとはそうあるべきなのだ。
それが今はどうであろうか。検索窓にパンツと入れれば即パンツである。
ブラウザ開けたら2秒でパンツだ。なんと悲しい事だろう。
そんな容易に見れるパンツはパンツではない。私に言わせればそれはインスタントパンツに過ぎない。
ありていに言えばインスパンである。それどころか実質はインスマンなのだから私の様なおじさんにはもう訳がわからない。
ここで今一度、読者に問いたい。
レトロゲームをメインテーマに据えていこうと考えていた当ブログの初記事がなぜこんな事になってしまっているのか。
知らねーよ、というのが皆さんの率直な感想だろう。しかし、しかしである。昭和生まれの少年たちにとって、パンツというものはこれほどまでに熱くなってしまうものなのだという事だけはご理解いただけたのでないだろうか。
話を戻そう。前述の通り、パンツへのアクセス導線は非常に限られていた。
それ故にどんなクオリティのパンツであっても大変に貴重なものだったのである。
私の言わんとする意味がだいたい見当がつきましたか、私はこう言いたいのです。「パンツはどこだ!」
そんな中で貴重なパンツ源のひとつとして活躍したのがファミコンである。
ようやく私がテーマとしたかったレトロゲームの登場だ。
これを読む諸兄の中には「ファミコンがパンツ源?ファミコンに出てくるパンツなんて所詮は数個のドット集合体だろ?」なんて思う人がいるかもしれないがちょっと待って欲しい。
私は声を大にして言いたい、ファミコン世代の想像力を・・・なめるなよ・・・!!と。
ゲーム黎明期の開発というのは制限との戦いでもあった。容量も少なく、ハードのスペックに限りもある。
しかしだからこそ、その制限の中で最大の表現をする努力というものが詰め込まれていたのだ。
そして私達もそれを最大限の想像力で受け入れた。
画面が赤く点滅するだけで私達は炎を浴びた思いをした。
白い1ドット達が黒い空間を流れるだけで私達はそこに宇宙を見ていた。
そして下半身に純白のドットが集合するだけで私達はそこに本物のパンツ(real panties)を見ていたのである。
少々お喋りが過ぎたようだ。
本来はここからファミコンにパンツが登場するまでの歴史を語りたかったのだがそれは次回へ持ち越す事とし今日は筆を置くとしよう。
謝辞
文中でインスパンを否定するような表現をしたが、かくいう私も今はインスパン及びインスマンの恩恵を受けている。
インスパン及びインスマンの提供に関わる全ての皆様に、この場を借りて大いなる感謝の気持ちを表明したい。