ファミコンに於けるパンツパイオニアを探して
前回の記事ではファミコンを介したパンツへのアクセスについて論じた。
1本目 ドンキーコング(1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
1面から3面すべてに登場するレディであるが、終始この動きしかしない。2パターンである。パンツどころかとんだマグロレディである。
2本目 ドンキーコングJR. (1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
子猿IN / レディOUT
女性が居なくなってしまった。
3本目 ポパイ(1983年7月15日発売 / 任天堂)
結果
レディより増えたが歩き方で2パターン、バンザイで1パターンの計3パターンしかない。
3パターンしかないのにパンツを出しているパターンがある訳もないのだ。
しかし、このオリーブが投げるハートはパンツのメタファーではないかという意見も近年、私が叫んでいる。そういう意味ではパンツパイオニアではあるのだがメタファーはどこまでいっても所詮メタファーに過ぎない。
4本目 五目ならべ 連珠 (1983年8月27日発売 / 任天堂)
パンツに戻ろう。この様な勝負事のゲームにおいては、勝利時にごほうびパンツが出る可能性も0ではない様に思われる。その可能性に賭け、最大難易度である上級で挑戦した結果が下のものである。
結果
文字情報の宝石箱である。例えばだがパンツを使ってプレイヤーを称える気概があったのであれば後世に大いに語り継がれる素晴らしいゲームであったと思う。
5本目 麻雀 (1983年8月27日発売 / 任天堂)
結果
どうだろうか、五目ならべよりも適当でいっそ清々しくも感じる画面である。
6本目 マリオブラザーズ (1983年9月9日発売 / 任天堂)
結果
パンツが出てこない上にカニに追われるという体たらくである。
7本目 ポパイの英語遊び (1983年11月22日発売 / 任天堂)
再びポパイの登場である。ポパイからほんの4ヶ月。4ヶ月ほどでは何も変わりはしないのだ、ゲーム形式が変わってもオリーブは同じく3パターンでうろうろするだけであった。
結果
パンツが出てこない上に、ノーヒントで3文字の単語を当てさせようとするのはいかがなものかと私は思う。
8本目 ベースボール(1983年12月7日発売 / 任天堂)
結果
カメラがアルプススタンドに切り替わることなく試合は終わってしまった。
9本目 ドンキーコングJR.の算数遊び (1993年12月12日 / 任天堂)
結果
レディに嫉妬したかと思えば一方でこの教育パパぶり。やはり人(猿)というものは一面だけを見て判断できる様なものではないのだ。
10本目 テニス (1994年1月14日 / 任天堂)
結果
最大レベルの5に勝った瞬間の画面がこちらである。10万ドルはいらないのでパンツはどこなのか答えて欲しい。
女子選手が登場しないのであれば「テニス(MEN)」なり「テニス(パンツ抜き)」などのタイトルにすべきである。大変にがっかりした。
11本目 ピンボール (1994年2月2日 / 任天堂)
麻雀以来の無生物系ゲーム。と思いきや思わぬ伏兵の登場である。一通り精査して早々に次のゲームへ移行しようとしたところ下記の様なボーナスステージに移動した。
おわかりになるだろうか。このステージは特定条件で上部にいるレディの足場が小さくなり、十分に隙間が空くと落ちてくるのでマリオでキャッチするという仕組みだ。
スカートの女性が落ちるという事はつまりはそういう事になるのではないか。期待に胸を躍らせながらプレイを続ける。
結果
みなさんどうだろうか。私には見えた。見えたと思う。
しかし研究者としては間違いの無い検証をしなければならない。一抹の不安を抱えながら、この落ちる瞬間のレディを拡大した。
人生とは無常である。パンツ探しの旅はまだまだ続く。
12本目 ワイルドガンマン (1994年2月18日 / 任天堂)
期待の高まったピンボールでの空振りは大変に堪えたが研究とは苦難の連続である。
気を取り直し次のワイルドガンマンでのパンツ探しを再開する。ワイルドガンマンはファミコン初の光線銃デバイスを利用したゲームである。パンツ期待度は大変薄い事は承知だがパンツというものはラブストーリーよりも突然に表れるものである。強い心で精査を行った。